
大豆には「油脂」のほか、「タンパク質」が約35%程度含まれています。
ソイプロテインは、大豆から油脂を絞った後に、タンパク質を取り出したものです。植物由来の「大豆タンパク質」がたっぷり含まれているのです。

しかし、動物性タンパク質を摂取しようとすると、飽和脂肪酸やコレステロールなど、過剰摂取による生活習慣病が懸念される栄養成分が多く含まれるため、赤身肉を選ぶなどの工夫が必要です。
一方、豆類、穀類、野菜、果物に含まれる植物性タンパク質はアミノ酸スコア、利用効率ともに動物性タンパク質より劣ります。
では、動物性タンパク質同等の栄養価、利用効率を持つ植物性タンパク質があったら摂取してみたいという方も多いのではないでしょうか。

さらに、植物性タンパク質に属する大豆タンパク質は、飽和脂肪酸含有量が低く、コレステロールを含まれないことから、脂質異常症などの生活習慣病にはつながりにくいと言われています。
日常の食生活で、肉や魚などの動物性タンパク質を摂ることも大事ですが、ヘルシーな大豆・大豆製品を取り入れ、積極的に大豆タンパク質を摂取しましょう。
手軽に利用できるソイプロテインを活用することもおすすめです。

ソイプロテインは筋力維持や筋損傷抑制が期待できます。そのため、トレーニング後だけでなく、朝食などトレーニング前の食事での摂取もおすすめです。また、重要なエネルギー源であるブドウ糖の筋肉への取り込みを促進すると言われているため、翌日のトレーニングの準備として就寝前の利用にも向いています。
また、脂肪成分が少ないためトレーニングオフの日、就寝前にも安心して使うことができます。
ホエイプロテインより劣りますが分岐鎖アミノ酸(BCAA)も含まれています。筋肉を強くし、持久力を上げ、集中力の維持に役立てましょう。

・ソイプロテイン自体はアミノ酸結合が多く、消化されるまでに時間がかかる
ゆっくりと吸収されることが、ダイエットには有効ですが、胃腸が弱っている時などには少し負担が大きいかもしれません。
また筋肉の修復に時間がかかることにもつながります。即効性を期待する場合はホエイプロテインが有効です。
即効性を期待する場合はソイプロテインの中でも、大豆ペプチドのように分解をすすめた成分のものを選ぶことをおすすめします。
・ソイプロテインの苦味ペプチド
大豆タンパク質を酵素(プロテアーゼ)などで処理することにより苦味成分が生成されます。牛乳のタンパク質から作られるプロテインより独特の風味がでています。
苦手な方は、いくつかのソイプロテインの商品から好みの味をみつけましょう。フレーバーがついた商品もおすすめです。
