健康ブーム、ダイエットなどの話題が多い近年、「ゼロカロリー」「ノン カロリー」「カロリーオフ」「カロリー控えめ」などの表示飲料や食品が目 立ちます。

ほかにも「糖質ゼロ」や「糖質オフ」と表示されたアルコール 飲料なども目立ちます。特にペットボトル飲料では非常によく見かけ、実 際によく飲むという方も多いのではないでしょうか? 

実は、法律上ではエネルギーがあっても「ゼロ」表示ができてしまうのです。健康増進法の栄養表示基準に基づく栄養成分表示では、飲料の場合 100ml で 5kcal 未満では「ゼロ」カロリーの表示が OK になります。500ml では 25kcal 未満となるので 24kcal ならば「ゼロ」カロリーの表示が OKです 。「 ゼ ロ 」という表示でなくても「 カロリーオフ」などの表示も100mlで20kcal 以下なら表示できます。 

「糖質ゼロ」や「糖質オフ」のアルコー ル飲料も多く発売されていますが、アルコール類のカロリーは糖質ではな くアルコール度数に大きく作用されることも覚えておいてください。

糖質は1g当たり4kcalですが、アルコールは1g当たり7kcal であるため、 「糖質オフ」と書かれたアルコール飲料でもアルコール度数が高ければ、 結局高カロリーとなってしまいます。 

 

ここまでにいろいろと解説してきましたが、世間でも良いことばかりが 強調されており、「ゼロカロリー」や「カロリーオフ」の飲料を飲んでい れば太らずに健康になり、悪いことはないと勘違いをしてしまっているような気がします。

もともと炭酸飲料をたくさん飲み、肥満が増えてしまい、「ゼロカロリー」炭酸飲料が発達し普及しているアメリカでは、「ゼロカロリー」の飲料の飲みすぎによる肥満を代表とするメタボリックシンドロームなどの問題も取り上げられています。

健康志向がすすみ、ダイエットへの意識が高まり、「ゼロカロリー」飲料などのダイエット飲料・食品が普及し、利用されています。しかし、必 ずしもカロリーがゼロなのではなく、問題点が多く見らえています。 

普段は清涼飲料ではなくお水やお茶などの糖分のない物を飲みましょう。スポーツドリンクも糖分は多く、「ゼロ」 表示のスポーツ飲料もありますが、これらもほかの「ゼロカロリー」飲料 と同様の問題点があります。摂りすぎに注意しましょう。